二子玉川の一連のプロジェクトのひとつで、街道沿いにある築30年の倉庫をリノベーションして商業施設に出来ないか、という相談から始まった。

多くの打合せを重ねた結果、以下の3点を中心にリノベーションをおこなった。

1.元々倉庫のため壁が多く、今のままでは商業らしい賑わいが出ない為、非耐力壁を壊して窓とする。

当初の建物の様子。1、2階は倉庫のため殆ど壁だった。

壁を壊して養生している様子。

新しいエレベーション

2.倉庫のためトラックでの搬入を考慮し床を上げてあった。.それを逆手に取り道路側を上げてデッキとし、道との間に人が憩えるスペースをつくった。

トラック搬入のための高低差を利用し道路からレベルの上がった人の集える場所を作った。

3.建物屋内に連絡階段をつくり建物内部の回遊性を高める。これは建物の全体荷重を減らし耐震性を上げる要素ともなる。

1階プラン、地下への連絡階段を中心に設けた。

テナントとしてノースフェイスが入居し、長きにわたって東京の基幹店としていまも営業をつづけている。